こんにちは。まやわかです。
この数年、「インパクトのある素敵な建築だなぁ。」と思ったものが、偶然、同じ建築家の方のものだと知りました。
展覧会から1作品(ラルブル ブラン)と、実際に現地で私が見た3作品(・武蔵野美術大学 図書館 ・太宰府天満宮 仮殿 ・2025大阪 関西万博 大屋根リング)を紹介します!
※現地写真がないものは、展覧会模型の写真です。
森美術館で初の大規模個展
森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)で開催されている「藤本壮介:原初・未来・森」の展覧会(2025.7.2~11.9)に行ってきました。

展覧会のパンフレットによると、
藤本壮介(1971年、北海道生まれ)は、個人住宅から大学、商業施設、ホテル、複合施設まで、世界各地でさまざまなプロジェクトを展開しています。
「2025年大阪・関西万博」の会場デザインプロデューサーを務めるなど、いま、最も注目される日本の建築家のひとりです。
とあります。
展示では、模型や図面、写真、大型模型、試作モデルなどがありました。
どれも素敵な作品ばかりで、夢中になってのぞき込んでしまいました。
その中で、いつか実際の建物を見てみたいものを1点選ぶとしたら、フランスにある、《ラルブル・ブラン(白い樹)》という集合住宅でしょうか。
ベランダに出ると、周りに住民の方の気配が感じられるというか、ゆるーく繋がっているというか。
とても興味深いです。

現地で見た藤本壮介の建築
・武蔵野美術大学 図書館
東京都小平市にある武蔵野美術大学 図書館は、入ってから右側にある大階段が圧巻です。
宝塚劇場(⁈)みたい? 行ったことないけど。
本棚の壁が渦巻き状になっていて、ところどころに開口部があります。
本棚は天井まで続いていているのですが、圧迫感を感じさせません。
まるで、図書館全体に包まれているような、大きな森の中にいるような感覚にもなります。
外からの光が入るガラス部分からは木々が見えて、季節ごとの景色が楽しめます。
ガラスと木でつくられた建物は、ガラス面を通して外の自然がつながっているかのようです。

※武蔵野美術大学 図書館の見学を希望する方は、大学HP「ご相談フォーム」より、ご相談が必要となっています。
・太宰府天満宮 仮殿
福岡県太宰府市にある、学問の神様で有名な全国天満宮の総本宮(御祭神 菅原道真公)、太宰府天満宮は、入試の時期は大混雑しています。
参拝に訪れたのは6月で、重要文化財「御本殿」が124年ぶりの令和の大改修のため、特別な「仮殿」を建設していることは知りませんでした。
感想は、「今まで見たことない!斬新!」
緩やかにカーブして前傾している屋根の上は、まるで森のようなのです。
「あの屋根に上ってみたーい。」って思った人、私だけではないはず。
「仮」なんですよねぇ…。
今しか見ることができないかもです。
可能な方は、ぜひぜひ、足をお運びくださいませ。

・2025大阪 関西万博 大屋根リング
こちらは、先に展覧会で大型模型(人がリングの下を通ることができるサイズ)を見ていました。
万博の人の多さに誰も一緒に行ってくれそうになく、あきらめかけていたのですが、個展を見てから、どうしても行きたくなりました。(滑り込みで行ってきました!)
実際には、もう、大きい!大きくて、全貌を見渡すことは無理です。
だけど、その規模を目の当たりにして、建築の持つ力を感じました。
(建築と言えば、後日行った万博の各パビリオンの建物もどれも個性的で素敵で、それを包み込むような大屋根リングの静かな、それでいて力強い存在感に感動しました。)
木という素材でできた大屋根リングから、私は自然や平和というメッセージが感じられましたよ。

全ての作品から、森をはじめとした自然を感じられ、それが本物の自然の中に違和感なく溶け込んでいるように思いました。
やはり、建築はその存在感も魅力なので、機会があれば他の作品も現地で見たいものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
今日も明日もよい1日を!


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